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こんなところにあるあるが。土曜あるある晩餐会 7/29日放送回・内容はいいけれど感想がお気楽過ぎで、滑稽。

TV☆Writer

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久々に視聴した今回は、“無人駅あるある”でした。

この番組は最初、共通項のある人を2グループ集まってもらう形式だったと思いますが、当時に直感したのは、『さんま御殿』とかぶるなというものでした。

『さんま御殿』は毎回ではありませんが、例えばきれい好き男VS片付けられない女といった企画をたびたび見せてくれています。ゲストが自分達の“あるある”を告白するわけですがそれはまさしく『あるある晩餐会』も同じだったので、何時まで続くかなと思っていたわけです。そして、今回は人VS人から抜け出していました。

初っ端は『日本一終電が早い駅』でそれは何と午前9時40分です。一日たった一本の始発兼終電だけの運行です。昔は1時間に1本あったのではという声も。では、片道運行しかしないその列車に乗っていった人はどうやって帰ってくるのかと言えば、別の路線で近くの駅まで行きそこからバスを利用して帰るとのこと。

ここは札沼(さっしょう)線という路線にある新十津川駅なのですが、札沼線はJR北海道が『維持が困難』とする路線のひとつです。

近くの別路線の駅からバスで帰れるという声を先ほど紹介しましたが、たしかに函館本線がほぼ同じ方向に走っているので、バスへの転換を考えるのもやむを得ないところでしょう。

広島県と島根県を結ぶ三江(さんこう)線の宇都井(うづい)駅は、ホームと待合室が日本一高い地上20mにある駅なのです。

「へえー」ですね。でも、東京駅の中央線もかなりエスカレーターで長い時間かけて昇り降りしている気がするけどそちらの方が高くないの?とか思ってしまったわけです。ネットで調べてみると、『東京湾中等潮位に対して+17.3 mの高さのホームに入る設計』という記述(東京駅の歴史 - 中央線重層高架化と新幹線ホーム増設工事 - Weblio辞書)が見つかりました。なるほど!宇都井駅は高い!ですね。

その宇都井駅へ定期的に通う91歳のおばあちゃんがいました。列車に乗る用事がなくても駅には行かれるとのこと。近くの住民は『あまり利用しない』とおっしゃっていたのですが、何故頻繁に、しかも116段の階段を昇ってまで行くのか。

駅にあるノートが楽しみなのだそう。これはご本人である喜久恵おばあちゃんが置いておられるのです。開業した1975年からずっと続けていて、この日本一高い駅を訪れる全国各地の人とノートを通じたメッセージのやり取りがあったのです。

宇都井駅のある三江線は来年春に廃線することが決まっています。

こういった鉄道路線の廃止という話題は時折耳にしますが、過疎地域では仕方のないことだと思います。何とか路線を維持してもダイヤが少ないのであれば利便性を高く感じるということもありません。公共としての役目を続けるが為の少ない運行本数はコスト削減には幾分か貢献するのでしょうが、客離れに歯止めはかけられません。自家用車を運転できる人はどんどんそちらへシフトしますし、何ともならないでしょう。

そこで駅や路線の廃止を発表すると、どこからともなく「反対」とか「残念」といった声が出てきます。でも、何を今更ではありませんか。廃止に反対とか残念と言うのは簡単で、取材で訪れたマスコミ関係者からマイクを向けられ、「別に私は構いません。利用していませんから。」と言うと、地元民としては何か憚られるのでついつい「残念です」と言っているだけかも知れません。それにひきかえ、宇都井駅のことを「何年も利用しない」とかおっしゃっていた地元の人は真っ当です。

だって、現実に鉄道に乗らなくても生活する術があるから、鉄道に乗らないわけですからね。

「反対」とか「残念」とかを言える資格のある人とは、今回のVTRに登場した中で言えば、ノートを通じて全国の人と交流している喜久恵おばあちゃんや、駅舎を改装して始めた民宿のオーナーとそれを受け継いだ現オーナーや、

駅を盛りたてようと採算度外視でうどん屋を営業している人くらいでしょう。

これは何も過疎地域だけのことではありません。そこそこ大きな街でも老舗の店が閉店することは珍しくなくなりました。それがニュースになるたびに、決まって「残念」との声が流れてきます。では、どのくらい残念なのかと問いたいです。そこが無くなるとあなたは生活に困るの?と。

あげくはテレビのコメンテーターと称する人らは「補助」ということをよく言いますが、どれだけ税金投入させれば気がすむの?と思ってしまいます。

どんなものもいつかは終わりがきます。そう思えば、あの店や路線が潰れると困るという発想も、潰れる噂が立ち上がる前から出るでしょう。好きな人がいなくなったら悲しくなると思ったこと一度くらいあるでしょう、それと似ているのでは。ならば日ごろから利用しに行くとか、実を結ぶかは別としてSNSなどでクチコミの発端となってみるとか、自分にできることはあるのです。なのに、何もせずただ単純に「残念」と言っていたとしたら、それはおかしいと感じます。

また、今回の番組で駅舎やまわりの風景を見て「きれい」とか「かわいい」とか、果ては「行ってみたい」とかをゲストがことさら声にしていましたが、実際に行かれることを期待します。「行ってみたい」は願望であって約束ではないというのはわかってはいますけど・・・。

人口密集地よりも経営が苦しいのは明白なのに、マニア以外の感想が安易というかお気楽過ぎなものに終始しているのは滑稽の一言に尽きました。

無人駅ばかりではありませんが…絶景駅特集♪

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