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NHK高校講座あらためましてベーシック国語 11/14日放送回・スピードワゴン小沢と滝沢カレンの文学史対談。一体どうなるの!?

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最近のNHK高校講座は、結構楽しい。
お笑い芸人がよく出ていて、番組中のお笑いの要素の割合がかなり多くなっている。
お勉強番組なのに笑えるという、おかしな(?)ことになっているのだ。

やるな、NHK。キミは変わったよ。

笑えて楽しい講座の中でも最も笑えるのが、『あらためまして ベーシック国語』だ。
この番組の司会はお笑い芸人ではないのに、一番笑える。

その司会とはこの方。

モデルなのに一番笑いを取る滝沢さん。
独特の日本語を使いこなし、ムチャクチャな会話になる。

ネット上では、「酷い日本語」という意見もあれば、逆にその日本語が、「核心をついている」「哲学的で深い言葉だ。ハッとさせられる」と賛否両論を巻き起こしている人だ。

今回はこんな滝沢さんが、なんとあの甘〜い芸人と文学について語り合うという。

一体、どんな対談になるのか。
そもそも、番組として成り立つのか!
ハラハラドキドキの対談だ。





この番組は、いつもは教室のセットで金田一秀穂さんが先生役で、滝沢カレンが生徒役をしていて、国語の文法などを滝沢さんが勉強するというのがパターン。

もう一羽の生徒役のオウムさん(ナイツの土屋伸之が声。もちろん滝沢をツッコむ役)を加えた3人なのだけど、時々スタジオから外へ出て文学史の著名人の故郷を尋ねたりする回があり、今回も「外へ滝沢さんが迷惑を開放する」回だ。

今回、日本語メチャクチャの滝沢さんと奇跡の対談を行うのは、「芸能人きっての読書家」というこのお方。

スピードワゴン・小沢一敬さんだ。

いきなり、初対面でもないのに「はじめまして」と言ってしまう滝沢さん。
ツカミではなく、本気で間違えたみたいだ・・・。

しっかりもののナイツ・土屋さんならともかく、小沢さんと滝沢さんで本当に1本の番組が撮れるんだろうか。
最初から不安になる・・・。

小沢さんは、年間100冊以上を読むという。
最も好きなのが、寺山修司らしい。
番組まるごと、寺山修司の文学について語る小沢さん。
そしてその聞き役が滝沢さん。

本当に大丈夫なのか!?
NHK、キミは変わったよ。





「本がとにかく好きなの」と語るスピードワゴン・小沢さん。

子供の頃からいつも持ち歩いている本があり、「この人いいな」「この人ともっと仲良くなりたいな」と思った相手には、その本をその場でプレゼントをするという。

滝沢さんにも、

「今日は(キミが)第一号だ」
と甘い言葉で本を滝沢さんに手渡す。

すると滝沢さんに、

「いつもこんな事してるんですか?」
「そうだよ。って、ねぇ、バカにしてるよね」

スタッフみんなをすぐに笑わせ、打ち解けさせる滝沢さんの天然ぶり。
この人、本当に天才だと思う。

ちなみに、渡されたのは寺山修司の『ポケットに名言を』。
この後、滝沢さんはこの本を無くしてしまう・・・。





小沢さんが寺山修司にハマったきっかけは、青年時代の”悶々”とした頃にあったという。

10代の頃の小沢さんは「学校に行っていなかった」そうだ。
1ヶ月働いて給料を貯めると、3ヶ月休むという「システムを採用していた」小沢さん。

ヒマを持て余している間に本を読むようになり、その中に寺山修司の作品があった。

「『オレは何やってんだろう』っていう時期に、寺山修司を知った」

そう熱く寺山修司を語りだす小沢さん。
ところが、突然滝沢さんが顔を小沢さんに近づけてきた。

スタッフも視聴者も、何が起こったのかよくわからない。
一番戸惑ったのは小沢さんだ。

とっさに口を前に出し、
「急にキスしようとしたでしょ!」

実は滝沢さん、カンペがよく見えなかっただけらしい・・・。





そんなことにもめげず、まだ熱く寺山修司を語る小沢さん。

「誤解を恐れずに(寺山修司について)言うと・・・」

「究極に軽い」。

小沢さんにとって寺山作品は、「押し付けがましくない。こんな風に生きろ!なんて言わない」。
そんなところが好きなのだそうだ。

『海を見せる』という2ページ程度の小さな作品について語り出す小沢さん。

この作品は、病室にこもりっきりでまだ一度も海を見たことがない女の子に、男の子がなんとか海を見せようとしてバケツに海の水を汲み上げてくるという、ちょっと良い話だ。

そんな良い話を語る小沢さんを・・・、

こんな表情で聞いている滝沢さん・・・。

そんな滝沢さんは本や音楽で救われる経験がなく、その感覚がよくわからない様子。

「落ち込んでいる時は、「寝る」っていうので、いつもやっている人(自分)だから、本や音楽で勇気をもらっているという人の感情って、どんな感情なのかわからない」

「それ(感情)がポンっていきなり沸いてくるものなんですか?」

おー、出た。滝沢さんの凄い質問。

この答えは、心理学者も脳科学者も、その他の誰も答えが出せない超難問。
量子論まで持ち出して説明をしようとしている有名物理学者もいるほどの超難問だ。

小沢さん風の答えでは、
「たぶんねー、わたしひとりじゃないんだ、っていうのじゃない?」

小沢さんは、寺山修司にシンパシーを感じてこんな風になったのか・・・。





最後には、小沢さんがせっかくプレゼントした本を無くす滝沢さん。

「おそろしいよね」
ホントだよ!

しかも、こんな椅子だけしかないような場所で、どうやったら無くせるのだろう・・・。
アンタ、ホント天才だよ。





ほとんど寺山修司のことが頭に入ってこなかったような気もするが、とにかく楽しい番組だった。

とにかく、滝沢カレンの恐るべき才能(?)を、思い知らされる10分間。
小沢さんとの掛け合いも酷いものだけど、合っている。

NHKも、よくこんな思い切ったキャスティングをしたものだ。
変わったよ、NHK。

滝沢さんには、今後も長くこの番組で楽しませてほしい。
金田一さんの講義を全部ひっくり返して否定してしまう天然の滝沢さんだけど、番組の意図が全然伝わってこない滝沢さんだけど、そこがいいのだ!

時々、本当に「ハッとする」言葉を自分でもわかっていなくて言ってしまう滝沢さんの存在は、とっても貴重だ。

NHKさん、今後も滝沢カレンさんをよろしくお願いします。何があっても干さないで!

いい言葉だなぁ(´ω`*)

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