相棒season16 第13話・初代相棒・亀山くんの登場に興奮!懐かしのキャラも続々で後編に続く!!
原口良子
なんと今回は相棒放送300回スペシャルということで、1月24日、31日の2回に渡る前後編での放送です!
制作18年目を迎えて、ついに300回の節目!昔から応援してきたファンにとっても感無量です。20周年とシーズン20も目前に迫ってきた感じがします。
そして300回スペシャルに相応しく、本編には懐かしのメンバーが登場します。
横領罪で服役していた元法務大臣の瀬戸内米蔵(津川雅彦さん)が晴れて仮出所となり、身元引受人として尼僧の蓮妙(高橋惠子さん)が迎えに現れます。
瀬戸内は政治的な世界からは完全に引退し、実家の寺を立て直して余生を過ごそうと決めていました。
右京さんの回想の中で、現役時代の瀬戸内とやりあったシーンに初代の相棒・亀山君も登場。懐かしい~!
歴代相棒でただひとりスーツじゃなかった亀山君、右京さんとは正反対だからこそ味のあるコンビでした。
いつか回想だけではなく、本編のストーリーにも出てきていただきたいです!歴代相棒、全員集合回とかあったら最高なんですが。
瀬戸内が出所するとき、勝手におしかけてその一部始終をちゃっかり取材していたのは、週刊誌の記者・風間楓子(芦名星さん)でした。
実は風間に情報を渡していたのは、元衆議院議員の片山雛子(木村佳乃さん)でした。
議員辞職した雛子でしたが、何を考えているのか、突然「出家したい」と願い出ます。
蓮妙には「よく考えた方がいい」と諭されますが、それでも雛子の決心は固く、瀬戸内の寺で得度という出家の儀式を行うことになります。
雛子出家のニュースは、白骨遺体の事件で集まっていたマスコミによって記事が出てしまいます。しかし雛子は当初、風間にその独占スクープと得度の取材をさせる予定でした。
単なる出家ならば、わざわざ記者を指名して独占スクープさせる必要などありません。やはり、政界復帰への下準備のようなものを感じます。
瀬戸内の前では何かを悟ったような顔をしていますが、プライベートになるとやはり表情に煩悩が出まくっているような。
高級ワインとチョコレートがお好きなクセも相変わらずのようでした。
瀬戸内は寺や自宅を整理しようとしている時に、檀家総代の息子である常盤臣吾(矢野聖人さん)とも再会します。
しかし常盤が墓地の掃除中に、植物がそこだけよく育っている一角を不審に思ってスコップで掘り出し、白骨遺体を発見します。
瀬戸内からの連絡をうけて、杉下さんが駆けつけます。
右京さんは、墓地の一角を掘り出したカンの良さと寺院の物理的な状況から見て、常盤の関与を最初から疑っているようでした。
当初身元不明だった白骨遺体ですが、警視庁広報課長の社美彌子(仲間由紀恵さん)のもとにロシアの元スパイ・ヤロポロクからのヒミツの手紙が届き、瀬戸内の寺から発見された遺体が「坊谷一樹」という公安調査員だということが判明します。
ヤロポロクによると、坊谷一樹は美彌子の周辺を嗅ぎ回っていたため抹殺されたといいます。
美彌子を監視するよう命令を出したのは、法務事務次官の日下部彌彦(榎木孝明さん)でした。
美彌子はこの情報を大河内監察官(神保悟志さん)や亘(反町隆史さん)に相談し、亘はさらに詳しく調査を進めるために、捜査一課に右京さんの名前を使って情報提供します。
「杉下右京ブランドを使わせてもらいました」と、チャッカリ無断使用をテヘペロする亘が面白かったです。
右京さんの全く君は…というクールな視線がたまらないです。
そして、まんまと杉下右京ブランドにハマっている捜査一課。さすが杉下右京ブランド、これまでの圧倒的な信頼と実績が警視庁内外にガッツリ浸透しています。
亡命してアメリカにいるはずのヤロポロクから普通郵便で手紙が届くはずがないので、関係者は日本にヤロポロクの協力者がいると推察します。
その後の捜査で、甲斐(石坂浩二さん)はヤロポロクが日本に潜入している形跡はないことと、この件に関しては逐一報告するよう特命係に命令します。
右京さんは「常盤をどこかで見たことある」と言っていた雛子に頼み、常盤が海外放浪中の平成24年の夏、トルジスタンで傭兵として雇われていたことが原因で2週間ほどロシア警察に拘束されていたことを突き止めます。
常盤がロシアがらみで、ヤロポロクや亡くなった坊谷に関わっている疑いがますます強まります。
その事実を突きつけられた常盤は、「自分は何もしていない」と何でもない笑い話のようにごまかしますが、あとで瀬戸内から「おまえさん、何をやったんだ?杉下右京に目をつけられたら終わりだ」と言われてしまいました。
というところで前後編の前編が終了いたしました。
やはり前編ということで、事件発生~まだまだ捜査中という内容でしたが、久々に登場した懐かしの人気キャラ・亀山君や雛子、瀬戸内の独特の雰囲気が懐かしかったです。
新旧のキャラと事件のナゾが出そろったので、後編はとっておきのサプライズ展開になりそうです。