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モーガン・フリーマン時空を超えて 3/3日放送回・海が生き物?海が意識を持って考えている!?現代科学ってSF小説よりも面白すぎる

TV☆Writer

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今回の『時空を超えて』は、海がものを考えているのか、海は生き物なのかというのがテーマ。

地球や星、宇宙などを擬人化して考えるのはありふれた考え方だが、地球の広大な海を一つの生き物だという発想は今まで考えたこともなかった。

もともと「”意識”とは何?」とか「”生物”とは何?」というのは、定まった答えなどないし、永久に答えが出そうにもないことだ。考える人の言葉の定義(もしくは思い込み)次第で、何でも”生物”にできるものなのだろうが、この番組に出てくる科学者の言うことなのだから、それなりの根拠、証拠があるのだろう。

今のところ、「海は生物で意識を持って考えている」なんていうのは突拍子もない説としか思えないが、一体この『時空を超えて』がどれだけ説得力のある説明をしてくれるのか、それともやっぱり”眉唾もの”の説なのか、その辺が楽しみなところだ。

水はH2O分子だというのは誰もが学校で教わったことだ。

H2O分子同士がガッチリ組み合わさって動けないものが固体化した氷。液体の水は個体よりも自由に動き回れて、さらに全く自由に分子が飛び回っている状態なのが気体だ。

この番組らしく、その辺りを面白い例えで説明してくれる。



シンクロナイズドスイミングをしている人たちがH2O分子。H2O分子同士がガッチリつながっていて、今は氷の状態。

氷に黒い物体(塩化ナトリウムの結晶。つまり塩)を投げ入れると、H2O分子がバラバラに自由に動き出し、塩化ナトリウム分子を分解して取り合いになる。

シンクロに例えるなんて、この番組らしいユーモアのある例えだ。だがプールの水の中で例えられると、訳がわからなくなるので説明がしにくい欠点もある。

H20分子の中に投げ入れられた物質によって、H20の反応、つまりリアクションは違う。不安定で自由な液体の状態にマグネシウムなどを投げ入れると、塩とは逆にH20分子がまとまって結びつき、固体化しやすくなる。

H2Oは外部の状況によってリアクションが異なることから、「まるで意識を持って周囲の状況を認識しているかのよう」だとモーガンさんは言う。
だからといって水が生き物かも知れない、というのはさすがに無理があるのではないだろうか。ここまでは説得力としてはイマイチだ。

最初に登場した学者さんの考えでは、「何らかの意識を持っているか確認ができるかどうか」が生物なのかどうかの境目ということだ。

これはあくまでこの人の個人的な定義でしかないから、ここまでは「へぇー、そういう考え方もできますね」くらいにしか思えないが・・・。




私達人間のカラダのほとんどが水分だというのはよく言われていることだ。
カラダの中には色々な微生物も細胞もいるが、それぞれがカラダの中で生きている。細胞の中のミトコンドリアなども元々は独立した個体・生き物だったというもの有力な説で、細胞一つ一つも、その細胞の中に住んでいるミトコンドリアなどの機能も生物だと思えば生物だと言える。

その何兆もの生物の集合体である人間一人についても”生物”だと私達は普段思っているが、海に泳ぐ魚や微生物なども、海という大きなカラダの中の生物と捉えて考えれば、海も一つの生物だと言ってもいいのではないか、という解釈もありえる。

そう言われると、確かにそうかも知れない。
視点や基準のスケールをどこに持ってくるかの問題で、海は生物であるとも生物ではないとも言えそうだ。





上に挙げた1人目に取り上げられた学者は、「意識があるかどうか」を生物かどうかの基準にしていた。3人目の学者の場合は、「代謝をするかどうか」を基準に生物かどうかを判断している。

生態系の循環システムは、個々の生物の個体が物質を摂取しては排泄し、物質が循環する。海の循環システムを調べてみると、物質の入力の量と出力の量が完全に一致していないことがこの学者の研究でわかったのだそうだ。

海という大きな循環システムの入力と出力にわずかに違いがあるから、海も外から栄養を摂取している、つまり海も生物の一種なのだというのがこの学者の考え方だ。

この学者の考えによると、海という生物が栄養を摂取している口にあたるのが川の河口だそうだ。

外部から、海にとっての栄養を川を通して摂取しているわけだ。ただ、この説だと町の工場も生物の一種ということになりそうだと思う・・・。

ちなみに、海の老廃物は、海の底に沈んで堆積していく。この学者によると、この老廃物は全く再利用されず、どんどん堆積していくだけなのだそうだ。

別のある学者は、これまで地球上に起きた5回の生物の大量絶滅の原因を突き止めようとして、海のある機能に行き着いた。

画像は、化学物質「硫化水素」を探しているところ。人間や多くの動物のような、酸素を吸収して生きている生物にとっては猛毒の物質だ。

わずかの量でも致死性の高いこの物質は、海の底や世界中のどこの海岸にも存在していて、海岸を少し掘れば簡単に採取できるようだ。

この硫化水素が大量絶滅の原因であるというのがこの学者の主張だ。硫化水素はある細菌によって作りだされるが、その細菌が活性化する条件は温度次第だという。

わずか数度の温度上昇によって、海水の酸素が海底に行き渡らなくなり、硫化水素を吐き出す細菌が繁殖してしまうらしい。この学者の説によると、6度目の地球上の生物の大量絶滅は近い内に起こってもおかしくは無さそうに思えてくる。

それが海の「怒り」なのかどうかはわからないが・・・。

今回の番組内で最もびっくりしたのが、「生物的ナノワイヤー」だ。

海に生息するある微生物を実験していたところ、偶然にも毛のようなものが生えてきて微生物同士が繋がったらしい。上の画像はCGで作られたものではなく、顕微鏡による実際の映像のようだ。

この毛のようなものに電気信号が通っているのがわかり、まるで脳のニューロンのように広大な海も考えている可能性が出てきた。

電気信号をやり取りするだけで「知能を持っていて考えている生物だ」と言い出せば、コンピュータだってすぐに生物になってしまうから、これだけで海が生物で考えているとは言いにくい。

だが、この発見には驚きだ。もしかしたら広大な海が膨大なニューロンを駆使し、意識を持って考えているのかも知れないのだから。

100年後には、世界中のコンピュータがネットワークで繋がった一つの巨大な人工知能と、広大な海という一つの生物が神と悪魔の大喧嘩を起こすのかも知れない。

そうなると、もはや人間が「”生物”とは何か?」なんて考えててもどうでもよくなりそうだ。
この番組の毎回のタイトルの付け方から思うに、興味を引く為に言葉を選んでいるようだ。

人間が”利己的”であることは確かだ。だが人間が生物なのか、ただの遺伝子(情報)なのかは微妙でこれも解釈次第。

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